材の特徴

38×89mmにデッキ製材されたウエスタンレッドシダーのチェーンソーカット材です。
16フィート（約4.9m）の規格材から、14フィート（約4.3m）や12フィート（約3.7m）の製品材をチェーンソーで切り出した残りの部分です。
この切り出しの背景には、産地であるカナダと日本での需要と供給の地域差が関係しています。
カナダでは16フィートの需要が最も多い一方で、日本で最も需要があるのは14フィート。
また、カナダ現地では8・12・16フィートの需要が多く、これは生産量にも比例しています。
求める木材のグレードを購入するには規格サイズごとではなく、色んな長さのものをまとめて購入する必要があります。
そのため、日本でよく需要のある10・12・14フィートに合わせて、一番在庫の多い16フィートから切り出しをしています。

樹齢は数百年以上の貴重な高齢樹を原材料としているので、年輪が細かく、その色を見ただけですぐ天然のウエスタンレッドシダーだとわかります。
この美しく風合いのある材質は、貴重な原材料を使わせてもらっているからこそ。
出番の少ない端材ながら、これまでストックヤードで大切に保管されてきました。

製品材の短尺なので、すでに表面処理済みです。
4面すべて角丸に仕上げられています。
節があるノッティーの端っこを切り落としているので、ほとんど節がないクリアー材が出てくる場合も多いです。
コーヒーテーブルやスツール、ベンチなどの家具系アイテムにおすすめです。

注意点として木材保管用のシートに梱包された状態ですが、屋外保管されていましたので、一部表面に変色などがみられる場合もあります。
ほんの少しでも表面を削ればピカピカになりますが、気にされる方はご注意ください。
また、チェーンソーでカットされたままですので、切り口部分の端は1cmほど切り落としてからお使いください。
この木材に書かれている「C」は、木の目利き職人のグレーダーマンが日本向けの出荷用にチェックをした印です。
これはチョークではなく油性のマーカーで擦っても消えないので裏面にご使用ください。

デッドストック材の注意点

⚫︎規格品とは違い、なんらかの事情があってデッドストックとなった材木です。
ただサイズが違うだけのものもあれば、大きな節や、反り・曲がり、割れ、日当たりによる変色などが見られる場合があります。できるだけ木材の状況については詳細に記載しておりますが、デッドストック材であることをご理解のうえご注文ください。

⚫︎デッドストック材は通常の材よりも製材されてから長期間保管されてされています。
その過程で日当たりによる変色や、材の端の欠け、割れなどが発生している場合があります。
規格材よりも多少歩留まりが落ちますので、ご注文される際は、積算された材料よりも少し多めにご注文ください。
特に長さについては、材の端が傷んでいることが多々ありますので、10mmから20mm程度は切り落として使う必要がある可能性がありますのでご注意ください。